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第397段 個性を生かすとは
 (
テーマ 大局から経営を考える) 平成21年10月5日

悪人でも悪いことをしなければ悪人ではない

 人間は誰しも善と悪の二面性を持っている。良いことをするのが善人で、悪いことをするのが悪人だが、悪人でも悪いことをしなければ悪人ではない。会社では、悪人でも、きちんとした仕事をすればいいわけだ。

 上司が部下を使うときには、できるだけ良い部分を使っていくことが重要になる。それが個性を生かすということであり、どう使うのかは、二宮尊徳翁の[一五九]材木の性と人の性が参考になる。

材木の性と人の性

 翁が山林にはいって材木を検分されたときのこと、挽き割った材木のしんが曲がっているのを指さして、こうさとされた。――この木のしんは、いわゆる天性というものだ。天性はこのように曲がっていても、曲がった内側のほうには肉が多くつき、外側には肉が少くついて、大きくなるに従っておおよそまっすぐな木になっている。これは空気に押されるためで世の中のおきてに押されて、生まれつきを表に出さぬのと同じことだ。それで、材木を取るには、木のしんを出さぬように墨なわをかける。しんを出せば必ず反り曲るものだ。だからして、じょうずな木挽が材木を取るように、じょうずに人の性をあらわさぬようにすれば、世の中の人はみんな役に立つはずだ。しんをあらわさぬようにとは、腹黒い者も悪知恵のある者も、その悪いところを出させぬように、しんを包んで使うことで、そのうちで、まっすぐなやつは柱にし、曲ったやつははりにし、太いのは土台にし、細いのはけたにし、また美しいのは造作の材料に用いるというように、使い残しをしない。人をこのように使うことができれば、棟梁の器といってよいものだ。(後略)
(『訳注 二宮翁夜話(上)』166〜167ページ、報徳文庫)

 すべて良い木材だけで家を建てれば、高くなる。家と同じように、労働市場では、能力が高い人の給料は高く、能力が低い人は給料が安い。給料が高い人ばかりを雇ったら、人件費の総額が高くなる。

 給料は安いけれど、潜在能力が高い人を採用し、それぞれの良いところを組み合わせて仕事の割り振りをしていけば、組織が安定し、個々人の能力を上げながら、良い仕事を提供して行くことができる。


 文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
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(一言)

 真の棟梁になりたい。




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