■第455段 積極的な購買活動でサーチする
(テーマ 利は仕入れにあり) 平成24年3月3日
●いい仕入れは、待っていてはできない
仕入れを「待ち」で考えている人がけっこう多い。ただ待っているだけでは売上が上がらないから一生懸命「営業」を行うように、仕入れのほうも「待ち」の姿勢は禁物だ。一生懸命「購買」を行い、日常的にしっかり探すことが必要となる。
いちばんは、ともかく人。できるだけ優秀な人材を雇うこと。そして、作業環境や導線を整える。労働条件を整備することも重要だ。
常に新たな人と出会う必要があるので、異業種交流会に行ってみたり、飲み会を開催してみたり、同業者団体との温泉旅行に行ってみたりと、出会いの場に積極的に出かけていく姿勢が望ましい。日ごろ、同業者とつきあい、小さな案件から腕を評価し、万全な体制を整えておく。情報共有により、大きな利益を生み出せることもある。
こういう「購買」活動を続けるうちに、いますぐは仕事にならなくても、きちんと価値観を共有できる人と巡り会えればいい。ある日突然紹介された相手が運命の人である可能性は極めて低いわけだから、地道にひとりひとりと出会っていくべきである。
●インターネットのフル活用
初めに断わっておくと、インターネットはしょせんきれいごとの世界である。どの会社のホームページを見ても基本的に同じことが書いてある。ホームページ自体で差別化できる部分は僅差だが、実際の中身は圧倒的に違う。そのことがホームページからでは判断できないため、現実に行って、話を聞いて、考え方等を知る必要がある。それも、思い立って急に行うわけにはいかないから、長期的、計画的にやっていかなければならない。
購買活動というのはつまり、人と出会う活動のことだ。営業と購買活動は同時にできる。担当者に日常的にお会いするのも、責任者にたまに面会するのも、どちらも必要なことだ。一回仕事を頼んでしまえば、どんな出来でもお金が発生する。だから、しっかり頼めないと厳しい。どうせ任せるしかないなら誰に任せるのか、だ。
お互いに負担感を与えすぎてもパフォーマンスを発揮できないし、信じあえなくても難しい。そこを見極めないといけない。基本的に価値観が合う人と仕事をするしかない。納期を守る、コミュニケーションをきちんととるという、ベーシックな部分で価値観が相違すると難しい。無理に相手に合わせようとしても、企業活動は長期安定的にいい製品を安く提供していく活動だから、どこかで歪みが生じて継続できなくなってしまう。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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