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第559段 身の丈に合ったサイズにする
 (
シリーズ 社会貢献を学する) 平成28年8月1日

適正な大きさを考える

 明らかに無茶な依頼でも、「これを断ったら仕事がない」という追いつめられた状況に陥ることもあるだろう。そんなときの正しい答えは、「やらなければいい」である。その真理に最近気づいた。成り立つレベルで小さくやればいいのである。わかってくれる客先、仕入先、従業員とだけやればいい。お金を儲けようと思うから、会社を大きくしたがるのだ。
 正常な利益が出ないなら、自分の身を小さくすべきである。自分の受注能力を知り、責任を持てる範囲で仕事を受ければいい。毎月コンスタントに同じ額の発注があるとは限らないので、自信を持ってやれるベースまで小さくしておく。あまりにも所帯を大きくしてしまうと、どんな仕事でも受けざるを得なくなり、管理者に多大なトラフィックがかかる。きちんと管理できなければ、会社はボロボロになり、変な従業員を雇う羽目になる。

 会社でいちばん付加価値を持っているのは社長である。会社を大きくすると、社長の付加価値が薄まってしまいかねない。付加価値を維持できる組織をきちんと作りながら大きくしていかなければ、会社が立ちいかなくなる。
 過重労働やサービス残業などが問題になっているブラック企業は全部そうだ。その問題性についての世間の認識が甘すぎる。ブラック企業のレッテルを貼られた時点で、社会的に完全に抹殺されていい会社なのだ。自分の勤めている会社がブラック企業と知ったら、気をつけたほうがいい。その会社には付加価値がなく、労働分配率が低いことを意味している。

有能な人材を育てる

 人間はすり減っていくだけだと、どんどんおかしくなる。ある程度、余裕を持った職場環境が必要だが、会社の付加価値が落ちてくると余裕がなくなる。金稼ぎに走れば、さらに労働環境を悪化させる。稼いだお金と時間をかけて、労働環境をよくしていく方向にいけばいいが、お金を稼ぐために労働環境を犠牲にしてしまう。まるっきり逆である。

 社会貢献企業はもちろん、いい材価・サービスを安い価格で提供するのが基本である。そのために有能な従業員・人材を安く雇って提供させる。有能な人材は外からとるか自分で育てるしかない。人を育てていくのは社会貢献の重要なファクターだ。
「人が財産です」「教育を充実させよう」などとよくいわれるが、そもそもブラック企業は人から搾取するだけで育てられるはずがない。いかに有能な人材を安く雇って使い倒すかという考え方では、人は疲弊する一方だ。毎日夜中まで残業させられれば、逃げていくだけである。入っては辞めるという悪循環で、残った人はますますブラックになっていく。


 文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
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