■第6段 税金の支払いはソンかトクか
(テーマ 会計を活用して節税する) 平成13年12月17日
●知識がないから脱税をしてしまう
結論から先にいえば、税金は払ったほうがトクだ。ただし、徹底的な節税をしてから払うことが大前提となる。ここで大きな問題となるのは、ある程度儲かると、脱税をする経営者がいるということだ。脱税は結果的にはソンになる。その理由は2つある。
第一に、「脱税=裏金」になり、裏のお金は使いづらい。土地など不動産は買えない。遊び代にしか使えない。表の金ならば正々堂々となんでも買える。第二は、脱税が見つかかったときの反動が大きい。脱税額、そっくりそのまま税金として追徴される。また1億円を超えると刑事告発される。1億円は巨額に見えるが、脱税した額が5年間追徴されるから、売上高の2,000万円を抜いていれば、それで1億円になってしまう。
●節税は悪なのか?
国の税負担が重いから、徹底的に節税をしないと会社が成り立たなくなってしまう。実効税率が利益に対して、法人で40%、個人の場合が50%。利益に対して、それだけ払わなければいけないのは厳しい。節税は納税者の権利である。
節税を徹底的にやるためには、当然、専門家の力を借りなければできない。脱税をする人は、専門家に頼まないで、自分の判断だけで行ってしまう。知識がない人は、節税をしない機会ロスがあり、結果的に一番ソンをする。
企業存続のためには、節税に協力的、しっかり考えてくれる会計事務所を選択することだ。専門家には腕の差があるから、腕がよく、顧問料は安いところがいい。安くて、腕が悪いのは意味がない。
たとえば、会社の決算を3つの会計事務所に頼むと、すべて違う納税額を出してくる。腕がいいのは、低い納税額を出すところだ。実際のところ、節税を徹底的にやるところのほうが少なく、節税を悪と思っているところも多い。お客さんの立場に立てば、徹底的に節税をしたほうがいいことは明らかだ。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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