■第40段 仕事の理論は身につけなければならない
(テーマ 仕事の理論を身につける) 平成14年10月28日
●仕事の理論と世間の常識とは異なる
仕事で時間を守らない人は最悪である。しかし、友だちや恋人との関係では、「あいつ、また来ない」で許されてしまう。30分遅れてきた彼女が「ごめんなさい」といえば、それで終わってしまう。「なんでいつも遅れるんだ」といったら、彼女が拗ねてしまうかもしれないから、我慢する。そんなことが頻繁に行われているはずだ。
このように世間の常識と仕事の理論とは異なり、それがズレていることをはっきり認識して、仕事の常識を身につけないと、仕事ができる人にならない。いくら客先との人間関係ができていると思っていても、約束の時間に遅刻していれば信頼されなくなる。
第39段で説明したように、仕事の理論は経験である。昔風に経験をいうと、丁稚をして手代になって、番頭になって、30年かけて教えてもらっていた。このようにして覚えることは、仕事のやり方であり、すべて理論といえる。
●仕事の理論はマニュアル化できるが…
いまは時間の流れが速いから、このように30年かけて教えるのは時代に合わない。またコンピュータや機械化が進み、人手に頼る部分も少なくなってきたから、最初からマニュアルにして教えられるのならば、そうしたほうがいい。マニュアルにすることで、自分で経験しながら覚える時間を短縮していることになる。
いまはマニュアルライクな教え方の時代である。ファストフードなどは、接客マニュアルがあるから、採用されたアルバイトがすぐに店頭に立つことができる。またフランチャイズも同じく、研修はあるが、すべてをマニュアルにすることで、素人でもすぐにビジネスがはじめられるようになっている。
ただし、マニュアルは使わないためにあるということを忘れてはいけない。仕事のやり方を考えながら、全部覚えて、身につけなければならない。覚えるのに数年かかる時間をマニュアルにすることで短縮しているわけだから、それを見ながら仕事をしているのでは意味がなくなってしまう。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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