■第85段 “気づき”のない人は成長しない
(テーマ 己を鍛える) 平成15年9月8日
●変化に気づきやすい人とは
人間は、2つのタイプに分けることができる。自己責任で行動する人と自己責任を回避している人だ。後者のタイプは口癖でそれを判断できる。
「景気が悪いから、暇だ」
「こんなはずではなかった」
「従業員が働かない」
「上司が無理難題をいってくる」
などは、すべて自分の問題を他人や景気にすり替えているに過ぎない。自分の責任を回避していると、他力本願になり、目標や目的を失いやすい。また、「自分がどう見られているのか」という内向きなベクトルが働くため、変化に気づきにくくなる。
その反対の外向きにベクトルが働く人はどういう人かといえば、
「頼みたくなる人間になる」
「ビジネスを始める前には、計画を練る」
「満足いくサービスを提供する」
など、目標や目的を定め、そのためには何をしなければならないかを考え、自己責任で行動できる人だ。このような人は、目が外に向いているため、ちょっとした変化にも気づきやすくなる。
●細かいことに気づく
私が最近、気がついた小さなことを2つあげてみよう。ある牛丼屋で「お水をください」というと、水道の蛇口をひねり、コップに水を入れて出した。水道水はカルキ臭やカビ臭などあり、そのままだと飲みたくない人が増えている。
飲食店で、こうしたことをお客さんの目の前でやることは、大きなマイナスだ。人の心にどれだけ焼きつくかをわかっていない。浄水器を使っていなくても、せめてポットに入れるぐらいの配慮がほしい。
もうひとつは、信号機の電球はいつ取り替えているのだろうということ。青や赤、黄色に点滅するのだから、切れるときが絶対あるはずだが、どの信号機も切れていることはない。そう考えると、すごい。
こうした“気づき”をビジネスのシーンでもやっていく。細かいところまで気づくことは、仕事の基本であり、それができない経営者には成長はないともいえる。経営者は、良くないところがあれば修正し、つねにいい状態を保ったり、考えたりして、ビジネスにつなげていく必要がある。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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