■第114段 ビジネスは、経済戦争である8 己を知り、武器をうまく使う
(シリーズ ビジネス戦争論) 平成16年3月29日
●ホームページとメルマガは武器となる
戦争で勝つためには、ハイテク兵器が欠かせないように、ビジネス戦争でもホームページやメールマガジンは武器となる。ただし、うまく活用できなければ勝負には勝てない。
己を知らないで、ホームページをつくったら、同業他社の真似になる。漠然とつくっている会社と、しっかりとした戦略を持ってつくっている会社では明らかに異なり、会社の実力が表れやすい。内容とつくり方で大きな違いが出るからだ。
つくり方の一例をあげれば、いまは目的のWebサイトを素早く見つけるには、Googleといった全文型検索エンジンを使う人が多いのに、文字を画像として扱うWebサイトをつくってしまう。htmlで文字を表示していないと、Googleでは検索結果に表示されないから、アクセスは当然増えない。
見栄えだけを考えていると、画像を多用したものになりやすい。文章できちんと会社の特徴を伝えられないのに、画像を使っても意味がない。こうしたことは、たくさんのWebサイトを見て、活用している人であれば、常識的なことだ。
●メルマガは潜在顧客にも届けられる営業ツール
メルマガとは、配信できる力、文章能力、継続できる実力をクリアした上で成り立つ企画である。メルマガを週一回配信し、それをホームページのコンテンツとしていけば、膨大な量となる。それが結局、力になる。週一回発行できないで隔週になる、あるいは内容のむらが激しいのは、力があるとはいえない。また発行する目的を最初にきちんと考えていないと、途中で継続できなくなる。
継続的にメルマガを配信するのは簡単にできることではない。ただし、自分にそれらの能力がない場合でも、相手の能力や感性を見極める力を持っていれば、専門業者へ委託することも可能だ。
メルマガは販売促進だけではなく、潜在顧客までを呼び込む営業ツールでもある。たとえば、化粧品メーカーなら、「美しい女性」というメルマガを定期的に発行し、自社の宣伝だけではなく、美しくなる情報を満載にして、読者は増やしていく。メルマガの申込みをした時点で、ユーザーニーズと企業ニーズが一致しているから、メールマガジン自体が営業機能を持つようになる。
メールマガジンからホームページへ呼び込み、ホームページで完結するような仕組みをつくる。この戦略なら、現場に出向いたり、残業したりする必要もなく、高いパフォーマンスが期待できる。
まず己を知り、次に敵がどういう状況かを把握して、いかに自分や会社を高く売る手段を考える。効率よく稼ぐためには、いまは言葉ではなく、ホームページで見て、感じてもらい、ここならば安心して、注文できる、依頼できると見極めてもらう時代だ。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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