■第244段 仕切っている人間に問題がある
(テーマ 商売の王道を知る) 平成18年9月25日
●なぜ社長の指示どおりに動かないか
第243段で説明した本来1ヶ月で上げなければいけないレポートが、3ヶ月になったときに「遅れたのか」と平然としている社長だと、生き残れない。「その3ヶ月間は何をしていたのか?」「黄色といったのに、どうして緑色になったのか?」と激怒しなければならない。社長は、そういう組織になったのは自分の責任であり、組織を背負っていることを忘れてはならない。
トラブルの多くは、仕切っている人に問題がある。原因究明する際も、同様に推定する。レポートの例では、いずれにしてもA取締役の仕切りが悪い。A取締役が部長に指示するのを忘れていたのか、部長が忘れていたのか、実際レポートを作成する人が突然、入院していたのかもしれない。遅れさせた人間がAグループのどこかにいる。
●考えていないのに、努力しているふりをする
黄色と指示したのに緑色の製品ができた例では、緑色と指示した人間がどこにいるのか。研究部門なのか、製造部門なのかを見極める必要がある。
問題の従業員がわかれば、どうするかの具体的な議論になる。ただし、問題の従業員かどうかを判断するのに、分析が重要になる。たいていの場合、「頑張っています」「毎日残業をしています」と努力しているふりをするため、判断しにくい。実際は頭を使って仕事をしていないわけだが、本人には悪気がなく、自覚していない。本人や、周囲にヒアリングして、慎重に調査・分析しなければならない。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
(一言)
悪気が無いほど、たちが悪い。
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