■第283段 事業そのものを突き詰めて考える
(テーマ 優れた商品をつくる) 平成19年6月25日
●会計事務所の究極の商品
会計事務所について突き詰めて考えると、お金に関係する仕事を行っている。専門的には経理部・財務部でも、給与計算も行っているから人事部、総務部といった間接部門の仕事はすべてできる。
そう考えると会計事務所での究極の商品は、経理のアウトソーシングである。書類作成、記帳代行業務ではなく、経理部の仕事をすべて引き受けるということ。お金を預かり、給与計算から給与の振り込みをする。仕入先からの請求書を預かり、振り込みをする。取引先への請求書を預かり、入金を確認することなど、必要な書類は預かり、まとめて支払いなどを行う。専門化を高めて一流になると、一般の人が考えられない市場ニーズが出てくる。
●経理のアウトソーシングに必要なこと
お金を預かる以上、信用されていることは絶対条件であり、「この人に任せたい」という能力が評価されてることも必要だ。経理のアウトソーシングとは、経理部および経理部長が会社に存在しないということであり、CFO(最高財務責任者)として財務的な観点から経営を担うことが求められる。
たとえば、キャッシュフローを見て、「残業代が多すぎます」「社員を採用するタイミングを遅らせましょう」。会社が3,000万円の仕事を会社が受注したときには、「まとめて入金にすると期間が長くなりますから、1,000万円ずつに分けるように仕事を区切りましょう」などと社長に助言する必要がある。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
(一言)
商売の有様を明らかにして後日の見込を定むるものは、帳面の総勘定なり。一身の有様を明らかにして後日の方向を立つるものは智徳事業の棚卸なり。(福沢諭吉)
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