■第285段 管理職の役割とは
(テーマ 大局から経営を考える) 平成19年7月9日
●役職で仕事を考えるのは難しい
「部長と課長の違いは何か?」と聞かれたら、皆さんは明確に答えられるだろうか。この違いをきちんと説明するのは難しい。
私は部長・次長・課長・係長、取締役・役員とを分けて考えるのではなく、経営者と管理職とその他と3つに大きく分けて考えている。「その他」とは、指示されて仕事をする従業員であり、その指示をするのが管理職。社長の仕事の一部を代替するのが管理職の仕事である。
管理職を養成していくためには、「管理職とは何をする人か」を理解していることが前提条件となる。管理職が給与が高いのは、役職に応じて仕事を仕切っているからであり、経営者および管理職である本人が理解していないと、単なる給料が高い人になる。
現実には、仕切りがうまくできない管理職に高い給料を支払い、お金のムダづかいをしている会社が多い。というのも役職と給与が一体で年功序列的にどちらも上がり、能力が伴わないのに、管理職についていることが多いからだ。
●管理職に必要な3つのスキル
それでは、管理職とは何をする人だろうか。一言でいえば、「気持ちよく部下に働いてもらうこと」が仕事であり、そのために必要な3つのスキルは以下のとおりである。
1.部下の足りないところを足すこと
2.部下の器に合った仕事を調整すること
3.部下の能力を伸ばすために教育すること
メインになるのは1であり、1+2か、あるいは1+3の組み合わせで仕切りをすることになる。
(追記)
管理職の役割は、「ダメ上司論」で詳しく解説しています。よろしければぜひお求め下さい。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
(一言)
役職とは、楽する特権階級ではない。
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