■第396段 個性を生かせる組織が強い
(テーマ 大局から経営を考える) 平成21年9月21日
●上下関係が厳しくても、自由奔放でもいけない
付加価値の高い商品・サービスを提供して、厳しい時代に生き残っていくには、会社としてユニークであることが不可欠だ。そのためには、個々人の個性を生かせる組織であることが求められる。逆にいえば、軍隊のような組織では、ユニークさを出すことができない。
一方、自由奔放な組織では、社員それぞれが自己流になり、基本が身につかない。茶道など芸道でいわれる「守・破・離(しゅ・は・り)」の守は基本、破は応用、離は独自性という段階があることを伝えている。最初から離では、物事がわからない人になる。守・破と段階を踏むことで、離に行きつくことができるわけだ。
●天才でも勝手に暴れることはできない
私が忘れられないのは、ある野球評論家がいった「球団というのは牧場みたいなもので、垣根をつくって羊を飼って、羊は勝手に暴れていればいい」という言葉だ。羊たちは管理されているとは思わないが、実際のフレームワークは監督によってつくられているということである。
プロ野球と違って、ビジネスではお客さんに挨拶をする、毎日日経新聞を読むなどといったことを基本に、社員に一律平均点以上をとってもらわないと、勝負にならない。それを抜きにして最初から、「君は天才だから、勝手にやっていい」といったら、個人も組織もその持っている力を生かすことができない。要は基本を身につけたあとに、どれだけ個性を磨いて組織に貢献できるかにかかっている。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
(一言)
報徳は、徳を認め生かす道である。
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