■第576段 偏った食事が健康を害する
(シリーズ 自分の物差しを持つ) 平成29年4月17日
●医学は万能ではない
巷では炭水化物抜きダイエットに人気があるという。炭水化物はカロリーの元となる栄養素なので、炭水化物を減らせば効率的にカロリーの摂取量を抑えられ、もちろん痩せることができる。
しかし、考えてみて欲しいのだが、医学は人間の身体について、すべてを解明しているわけではない。例えば、胆汁を分泌する胆のうは、なくても生きていけるといわれる。確かにそうかもしれないが、胆のうは何の機能も発揮していないわけではなく、正確に言うと、胆のうが何の機能も発揮していないかどうかを医学がまだわかっていないということだ。特定の器官の機能がわかっているというだけの話で、わからないことがまだまだいっぱいある。
人間は食事をすることにより、必要なものを摂取している。それは、人間が知覚して摂取しているのではなく、身体が自動的に摂取してくれているのだ。米などの炭水化物に含まれる必要な栄養素を身体が摂取し、健康が維持されているのだから、偏った考え方で偏った食事をとるのは極めて危険なことである。炭水化物を食べなくても生きていけるし、体重も減るし、とりあえず痩せたいからと軽く考え、必要な素材を身体に与えなければ当然、体調が悪くなる。
●身体は必要なものを摂取する
痩せたいのなら、炭水化物抜きダイエットではなく、健康的に痩せる方法を考えるべきである。一番いいのは運動することだ。食べた分を消費すればいいのに、運動したくない、面倒だからと、摂取量を減らすという短絡的な話になる。
それならせめて、食事を半分にするなど、全体的に摂取量を減らせば栄養は偏らない。バナナダイエットやリンゴダイエットなどに走ったり、特定のものをとらずにバランスを欠いたりすると、健康を害するようになる。
人間、まずいものは食べられない。添加物などが入っていなくて、身体がおいしいと受け付けるものは、基本的に身体に必要なものである。
ただ、レトルトやファーストフード、コンビニエンスストアのおでんなど、山盛りの添加物でおいしくなるように作られているものもある。次第に味覚が麻痺して、その人工的な味がおいしさの基準になってしまう。コンビニエンスストアの弁当をおいしいと思って毎日食べていると、身体はおかしくなっていく。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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