■第631段 スポーツは人材を取り合う時代
(シリーズ 不祥事の危機管理) 令和元年8月19日
●反社会的勢力との繋がりは許されない
女子レスリング同様、ボクシング業界も存続の危機を迎えている。ボクシングや相撲の世界にはもともとグレーなイメージがつきものだが、危機管理が徹底している日本相撲協会は内閣府や警察、マスコミと協力し、ダーティな部分を押しとどめている。一対一で戦うバトル系は八百長が成立しやすく、危ない輩が横行しやすい。また、団体競技の野球でも、賭博問題で解雇された巨人の元選手と暴力団関係者との繋がりが指摘されていた。
芸能界や私の属している会計士の世界においても、反社会的勢力の人たちが登場する場面に遭遇する。彼らはあらゆるところに潜み、わかりにくい形で関与してくる。企業にも総会屋が現れる。スポーツ競技が反社会的勢力と癒着した印象が強まると、そのスポーツの選手が減ってしまう。少子高齢化で、スポーツは人材の取り合いの時代だ。ある一定量が自動的に配分されるわけではなく、人気のある競技にいい人材が集中する。優秀な選手はバトミントンや卓球を選んでしまうかもしれない。
●いい人材が集まらなくなる
女子レスリングで五輪3連覇を果たした吉田沙保里選手が、所属する至学館大の副学長を8月末で辞任し、レスリング部コーチに専念するという。監督に就任するかは微妙だが、もし自分が吉田さんの立場だったら引き受けざるを得ないだろう。監督として女子レスリング界を建て直していかないと、もう支えられない。
日本レスリング協会会長は一連のパワハラ行為について、被害を受けた伊調馨選手に直接謝罪したことを8月に明らかにした。伊調選手は試合出場のための練習を再開したそうだが、彼女が選手として出なければならないほど、人材が枯渇しているともいえる。
問題が表面化してから163日経って謝罪するような組織など、信頼に値しないと人は思うだろう。ダーティなイメージが定着すると、リクルートして人材を呼び込むのもきつい。いい人材が集まらず、興行が成立しなくなれば、競技は自ずと衰退していく。
相撲協会のように、組織が全体を考え、問題が起きたときにあらゆる力を使って危機管理を図らなくてはならない。あるいは問題が起きないように努力すべきである。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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