■第71段 事務所の選び方 その1 経済効率を知っておく
(テーマ バックオフィスを効率化する) 平成15年6月2日
●立地により経済効率が大きく異なる
事務所は、場所がいいところに置くのが一番だ。東京だったら、電車の便が良く、駅から近くて立地のいいところ。地方は、車中心だから、中心だからいいというわけではなく、得意先や仕入先に近いことが絶対条件になる。司法書士事務所がもっともわかりやすく、登記所の前に事務所を構えるのがベストだ。会計事務所も税務署の前がいい。
事務所の立地がいいか、悪いかは、マクロ経済的にいうと、経済効率が違う。私の事務所は、中央区八重洲という東京のど真ん中にあり、駅からも近いから、従業員がどこに行くにしても、効率がいい。交通費と時間というコストが安くなって、トータルのパフォーマンスが上がる。
一方、千葉に事務所があったらどうだろう? お客さんが東京に多ければ、従業員の交通費だけを考えても膨大な支出となる。また採用できる人材の質も違う。千葉ならば周辺の人材しかとれないが、東京ならば関東近辺から人を集めることができる。
●来てもらえるような場所を選ぶ
もう1つの観点としては、来てもらうのか、自分で行くのかも大きい。自分が1時間かけて行くのか、来てもらって相手に1時間を負担してもらうのか。当然、待っていて事務所で打ち合わせをしたほうが、ムダがない。立地が良ければ、お客さんに来てもらえる機会が増える。どちらで打ち合わせをするかという力関係が、事務所の立地で決まってしまうのだ。こうしたことが利益の源泉になる。
逆に考えれば、立地の悪いところは家賃が安いかもしれないが、出かけることが多くなり、ロスの時間が増える。仮に徒歩2分の物件に比べて、徒歩10分で、家賃が5万円安くても、徒歩10分の物件を選ぶべきではない。5万円よりも、従業員が歩いている時間のほうが、よほど高くつく。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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