■第142段 単純作業の積み上げをするとは
(テーマ 己を鍛える) 平成16年10月11日
●なぜ依頼されたのかを考えているか?
第141段に引き続いて、今回もクイズからはじめよう。
Q3:社長がB社の社長と「ホームページの更新を代行する」ことで合意した。担当のあなたには「重要なことは、必ずB社の社長さんに確認して進めないといけない」と申し渡されていた。
後日、B社の秘書Cさんとあなたが打ち合わせをしたとき、
「代行してもらう経費がもったいないから、私がやります」
といわれた場合、どうするだろうか?
A1.帰社して社長に「更新代行はしないことになりました」と報告する
A2.「上から聞いていますので、私の一存では受けかねます。社長さんに連絡
とってもらえますか? 連絡がとれなければ今日は帰ります」とCさんに伝える
A3.「話が違いますので、弊社の社長に相談させてください。電話が通じなかった
ら、今日は帰ります」といい、その場で社長に電話する
事前に「重要なことは、必ずB社の社長さんに確認して進めないといけない」と申し渡されていたので、正しいのは2。2ができなければ3でもいい。最悪は1で、トップ同士が合意した事柄を担当レベルで勝手に変えることだ。
なぜ、B社から依頼されたのかを考えないから、ズレた言動になる。B社の社長は秘書Cさんの仕事が忙しく、やってほしい仕事ができていないから、更新代行をすることに決めた。これ以外に依頼する理由はない。考えれば簡単だ。
打ち合わせではCさんの話を聞いてもいいが、サービスを提供するのは、B社の社長であり、秘書のCさんではない。Cさんに同意するのは、道理に反している。
●基本を身につければ大きな仕事もできる
前回(第141段)、今回の3つのクイズは、大した話ではない。いずれも、単純なことを単純に考えないという事例である。日々の実務は、単純作業の積み上げだ。20代のときに、どんどん積み上げて基本を身につけければ、20代後半で大きな仕事もできるようになる。
逆に基本がわかっていないと、大規模な仕事は絶対にできない。勝手な解釈で進めたら、軌道修正に時間がかかり、担当を外されたり、二度と発注されないという結果になる。また日ごろの勉強を怠っていれば、調べるのに時間がかかかり、期日を守れないということになる。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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