■第193段 社員の意識変化を知っておく
(テーマ 従業員をうまく仕切る) 平成17年10月3日
●修行時代を耐えられない20代が増加
一人前になるまでは、修行時代。昔の言葉でいえば、丁稚奉公である。このときには、ひとりでは仕事ができないから、常に命令される。また、注意されることも多い。一般的に20代前半から半ばは、体力や記憶力、柔軟性があるため、本人の努力次第で、大きく成長できる時期だ。
しかし、いまの世の中、次のような3つの風潮があるため、修行時代を耐えられずに、辞めてしまう人が多い。
まず、会社で自分の仕事だけを無難にこなせればいいという「サラリーマン根性」が浸透している。そのため、努力を怠ってしまう。
第二に格好をつけたがる人が多く、仕事の中身ではなく、職種で仕事を選ぶ傾向が強い。外資系企業のコンサルタントは典型的な例だ。実際の仕事を知ると、「こんなはずではなかった」「想像していたのと違う」――。
また、外資系企業で実際に行っている仕事はファイリングだとしても、秘書だと、まわりの人に吹聴してしまう。
第三に、自分の実力が伴っていないのに、「いいな」という直感だけで求人情報に応募する人が増えている。
●仕事がイヤなら、簡単に辞めてしまう
「男子一生に仕事」という概念が以前はあり、就職するときには「一生をかけるに値する仕事」を慎重に選んだものだ。ところが、現在は転職が一般的であり、求人サイトなどでは、それを煽っている。
その結果として、「仕事がイヤになったら、辞める」という考えをもつ人たちが増えている。
「燃え尽きました」と私にメールで伝え、退職した社員がいた。ヤル気がなくて、惰性で働いているから、「燃え尽きる」のであり、社長が「燃え尽きる」という表現を使うときには、会社がつぶれるときだ。
社長と社員とは非常に考え方にギャップがあり、いくら話しても、わかりあうことはできない。では、社長はどうすればいいのかを、第194段でお話しする。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
(一言)
会社は、甘える場所ではない。
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