■第224段 適当な距離を保つ
(テーマ 従業員をうまく仕切る) 平成18年5月8日
●コミュニケーションをとりすぎると粗が見える
社長が社員を良い店に連れていくのは、社会人としての経験を積ませたり、接待の仕方を教えたりすることにもつながる。また彼らがデートに使うこともできる。
しかし、やりすぎるのはよくない。まずは、ありがたみがなくなる。加えて、1週間に一回といったように、社長と社員がコミュニケーションをとりすぎると、社長の悪いところが社員に見えてくる。恋人と毎日会っていると、粗が見えてくるのと同じである。良好な関係を保つには、適当な距離を保つことだ。
●社長が社員と飲む弊害
社長が会社をどんどん大きくして儲けたいと考えていると、社員の成長を2〜3年で求めるため、いっぱい教えて、酒を飲むといったことになりやすい。残業している社員に、社長が「飯に行こう」と連れ出して、11時、12時まで飲む――。こうしたことを頻繁にやるのは、避けたほうがいい。
第一に、社員は簡単には成長しないからだ。短期間で詰め込もうと、社長がいくら頑張っても、一人前になるには5〜10年かかる。焦らず、ゆっくり成長を見守ったほうがいい。
第二に、週に何度も社員と飲んでいたら、会社が変になるからだ。お金だけではなく、社長と社員の時間も使う。平日夜や早朝に勉強したり、平常心を保ったりすることに時間を割けなくなるほか、始業時間に来られなくなり、全体の効率が悪くなる。
社員が残業していても、社長は帰る。残業食事代を出して、各自で食事をするほうが、翌日しっかり仕事ができる。社員には、効率よく働いてもらうのが一番だ。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
(一言)
社員には、社員の人生がある。
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