■第242段 千里眼を磨く
(テーマ 商売の王道を知る) 平成18年9月11日
●儲かるスキルは社長が持っている
どんな会社でも、社長が経営から営業までの基本的なスキルを持っている。どうすれば売上・利益を上げられるかのスキルを持っているのが社長というわけだ。そのスキルを現場が忠実に実現できれば、最大限に売上・利益を上げることができる。
現場で徹底させるために、経営陣がリーダーに伝え、リーダーが現場に伝えるという組織で運営していくわけだが、伝える際に必ず間違いが起こる。人数が多くなれば、正しく伝わらない伝言ゲームと同じように、会社規模が大きくなればなるほど、社長の指示が末端まで伝わりにくくなる。
実行させるために、通常、リーダーに厳しく指導するが、解決するまでには時間がかかる。社長が製品・商品・サービスの結果を見て、問題のあるものを取り出して、訂正・修正をしていくほうが解決まで速い。その際、問題点をきちんと抽出できないと、正しい修正ができない。社長は千里眼を磨く必要があるというわけだ。
●組織の歪みを察知して、できるだけ早く軌道修正
社長の下にいる経営陣は社長のクローンのような存在であり、社長がいわなくても、取締役のAさん、Bさん、Cさんがそれぞれリーダーに伝え、末端まで徹底化されているのが理想だ。経営陣は毎日会っているから、社長が修正や訂正はすぐできるのに対し、末端まではできない。
会社の方針や政策どおりに経営が行われ、企業行動がとられているのがベストだが、そうならない場合もある。三菱自動車のリコール隠し事件や雪印乳業の集団食中毒事件、雪印食品の牛肉偽装事件などが当てはまる。決して社長が意図して起こったわけではなく、企業組織の途中で歪んだわけだ。社長はそうした歪みを察知して、できるだけ早く軌道修正をしなければならない。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
(一言)
会社は、伝言ゲームで成り立っている。
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