■第258段 顧客は、速い方を選ぶ
(テーマ バックオフィスを効率化する) 平成19年1月1日
●スピードが固有の競争力となる
お客さんは、同じサービスを受けるのであれば、速く手に入れたり、速く仕上がったりする企業を選ぶ。速いというのは、顧客満足度として大きい。
スピードが固有の競争力となるのは、アスクルを考えると理解しやすい。アスクルは「明日来る」という社名どおり、翌日配送を実現した。97年創業当時、日本の通販は注文後、届くまで1週間から10日かかることも少なくなかった中、翌日配送するのは非常に画期的だった。しかも定価の20〜30%割引。これがユーザーに支持され、急成長した。
●経営課題は「いかに速めるか」
アスクルでは、ITを活用することにより、受注から出荷までの業務プロセスを劇的に短縮した。そして、コストダウンした分をお客さんに割引価格で還元している。アスクルでは、短納期とコストダウンの2つを実現する「スピード経営」を行っているというわけだ。
「スピード経営」を実現するには、IT導入が不可欠であり、ネットを使っている企業と使っていない企業では大きく差がつく。企業の時間感覚がまったく違う。
加えて、ITは常に進化しており、社長が現状に満足していたら、競合他社が追いついてくる。リードし続けるには、「いかに速めるか」を経営課題として、社長が毎日仕組みを考え、実行していくことである。
通信手段でいえば、ここ数年でISDNからADSL、光ファイバーと変わり、年々スピードが速くなっている。いつ導入するかによって、スピードとコストが違ってくるため、社長は見極めが重要になる。見極めるためには、ITの知識と情報収集が欠かせない。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
(一言)
時は、金なり。
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