■第297段 リスク管理(危機管理)の考え方
(テーマ 大局から経営を考える) 平成19年10月1日
●常にあらゆるリスクが存在する
2001年の米国同時多発テロをきっかけとして、BCP(Business Continuity
Plan:事業継承計画)が注目されるようになった。地震やテロという緊急事態に遭遇した場合の損害を最小限にとどめつつ、事業継続をする計画のことだが、事業を行っていると、ヒト・モノ・カネであらゆるリスクが存在する。
リスクを放置するのではなく、危機的状況にならないように対策を練るには、経営者にどれだけ未来が見えるかにかかっている。3日先なのか、1週間先なのか、1カ月先なのか。経営者の千里眼が強ければ「備えあれば憂いなし」。機を活かすことができる。機をとらえるには準備がいる。
●リーダーは長期的な利益を考える
いかに勝ち残るか――。現在でもビジネスやスポーツなどのリーダーが愛読・活用している戦略書『孫子』。『孫子』に精通していたといわれる武田信玄。武田軍が攻めていたときに、地図を見ていた信玄に対し、「どんなお考えですか?」と部下に聞かれて「ない」。続いて「侵攻の作戦はお前たちが考えるから、オレは退却の作戦を考える」と答えて、その部下は感服した。
部下は勝つことしか考えない。一方、リーダーは生き残るために、劣勢な兵力ならば退却することも考えなければならない。これがリスク管理の基本的な考え方だ。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
(一言)
すべて想定内だよ。
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