■第306段 できるだけ雑費を使わない
(テーマ 会計を活用して節税する) 平成19年12月3日
●モノに関連する経費の分類の仕方
領収書を見て、会計ソフトに取引データを入力する際、どの勘定科目として仕訳するかを見ていこう。モノに関係するのは、交際費、消耗品費、福利厚生費、雑費であり、次のように分類する。
◆交際費――――取引先に関する費用。お中元・お歳暮、花など贈呈品代や手土産代など。
◆福利厚生費――従業員に関する費用。日本茶やコーヒーなどお茶代、トイレットペーパーなどトイレ用品、ティッシュペーパーやふきんなど雑貨代など。
◆消耗品費―――取引先や従業員に関係ない費用。パソコン、テーブル、イスなど30万円以下の物品購入費、ペンなど文房具代。乾電池やお客様用のコーヒーカップ、コースターなども入る。
●雑費が多い損益計算書は、質が悪い
経費の仕訳で、最後にいきつく勘定科目は消耗品費であり、そう考えると、雑費にいくものはほとんどないことがわかる。雑費はその名のとおり、雑多な科目であり、雑費が多いということは中身がわからないから、損益計算書の質が悪くなる。私の事務所で雑費に入るのは、銀行借入で必要になる信用保証協会の保証料だけだ。
良い損益計算書をつくるには、できるだけ雑費を使わないこと。これは経営の実態を、決算書から把握するためのポイントのひとつだ。実際の業務では、経費の仕訳は従業員に一任されてい
ることが多く、判断できないものは、雑費になりやすい。その雑費は交際費かもしれないし、消耗品費や福利厚生費かもしれない。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
(一言)
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