■第326段 「もらう」循環をつくるためには
(テーマ 商売の王道を知る) 平成20年4月21日
●文句やケチをつけてはならない
人間は「期待しているよ」「任せたからな」よりも、行った結果を評価して「ありがとう」「助かったよ」「この調子でね」といわれたほうが喜びは大きく、再び何かをしようという気になる。
そのため、「もらう」循環をつくるためには、ほめて感謝しつづけることだ。相手が気分よくなれば、自主的な行動が増える。相手にやってもらう行為の対価として言葉で返すというわけである。
従業員には期待している分、どうしても文句をいいたくなり、何も考えていないと「何だ、これは」「一生懸命やってこれかよ」などとケチをつけ、社長がすべてを抱え込むことになりやすい。気持ちよく部下に働いてもらうためには忍耐して、尊重し、認めることだ。
●気持ちに感謝する
従業員が自主的に動いたことに対しては、「その気持ちがうれしいよ」と本人の行為に感謝する。私を助けようとする気持ちがあるから動くわけであり、行為の内容をけなしていたら、二度と動かなくなる。小さなことでもお礼やほめ言葉を伝えることだ。
「けなす⇔ほめる」「できない言い訳を考える⇔自主的に動く」であり、自ら動くことができない人に仕事を創造することはできない。私は創造する方向に向いている証しとして、積極的に動くという行為を見ている。心が健全でないと創造力を養うことはできない。
真のリーダーは、自ら進んで仕事をしたくなるような雰囲気づくりをして、リーダーがしてほしいことを部下が「したくなる」ように気持ちをもっていく人だといえる。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
(一言)
やってみせ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば、人は動かじ。(山本五十六)
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