■第331段 自分がいかにラクをするか
(テーマ 商売の王道を知る) 平成20年5月26日
●判断するために必要なのは、時間的・精神的な余裕
経営者の仕事の中でもっとも大切なのは判断であり、きちんと判断をするためには時間的余裕と、精神的な余裕の2つが必要だ。この2つをいかにつくるか――。それがつくれないと会社を伸ばすことができない。
経営者だけではなく管理職も含めて、新規事業や新製品を決める際や誰を採用するか、どういう組織をつくるか、どういうものを仕入れ、どういう材料にするかなど、判断を間違うと組織に対する影響が大きい。
判断を間違いやすいのは人。感謝のない人とつき合うと、相乗効果という正のエネルギーではなく、負のエネルギーが返ってくる。感謝できない人は、甘えと依存を認められずに、自分の立場や意見を通そうとして足を引っ張るわけだ。時間的・精神的な余裕をつくり出すには、つき合う人を選ぶことだ。
●理想的な経営者の姿
さらに経営者が仕事で自分を追い込むと、判断業務がないがしろになる。時間と忍耐が必要でも従業員に任せないと、成長しないうえ、経営者がラクにはならない。時間に追われていると、平常心を保つことは難しくなる。忙しくしているのではなく、どっしり構えて、一見すると暇そうな経営者のほうがいい。
理想的なのは、日常的な判断業務をきちんとしながら、20年先の会社を支える後継者について考えていること。遠い将来を考えられるということは、精神が安定していることにほかならない。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
(一言)
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