■第347段 成果主義は評価が難しい
(テーマ 大局から経営を考える) 平成20年9月15日
●働きよりも配属先に影響されやすい
これまでは年功序列の問題ばかり触れてきたが、成果主義型にも欠点はある。それは評価が難しいことだ。評価基準、評価する人、評価する内容すべてがきちんとしていないと、諸悪の根源となる。
たとえば、優秀なAさんとできないBさんがいるとして、Aさんが儲からない事業部で四苦八苦して、やっと利益を出した。一方、Bさんは儲かっている事業部で適当に仕事している。まわりの社員には実情が見えていても、評価されるのがBさんだとしたら、Aさんは納得できない。ヤル気を失い、退職するかもしれない。
敗戦処理のような難易度の高い仕事も、利益に直結しないため、優秀な人でも、評価されにくくなる。
●評価に求められる4項目
人を見極めて、評価するのは社長や上司、組織であり、仕事をどれだけ見えるかにかかっている。「仕事内容と給与に公平性、透明性、納得性、客観性を確保する」必要がある。
結局、成果主義は、評価がきちんとできる会社が、人件費を最大限有効に使うことができるといえる。評価する内容、基準もあるから、極めて難しい。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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