■第350段 成果主義の本質を考える
(テーマ 大局から経営を考える) 平成20年10月6日
●労働人口について、真剣に考えているか
今後、少子高齢化で労働人口は少なくなる。その中で優秀な人材を採用しようとしたら、年功序列では難しい。それがわかっている企業は、成果主義に変えて、求人している。
「社員同士の競争が激しくなってチームワークが乱れる」「儲からない事業部に配属された人が不利になる」「評価が難しいから、不満が出る」などと強く抵抗されても、成果主義を進めていかないと、生き残れなくなる。
●成果主義の誤解
成果主義は、総額人件費を下げるものだと誤解している人もいるが、一生懸命働いている人が、きちんと給料をもらう仕組みだ。それにより、企業成長を促すことができれば、むしろ総額人件費は大きくなる。
経営の根源にかかってくる事柄なので、長期的な経営戦略と労働分配率という観点で、就業規則の見直し、組織構造(事業部制、カンパニー制、持ち株会社制)の再編成も同時に進めなければならない。
労働分配率とは、人件費をどのように分配したら、会社は成長・発展するかという考え方であり、「労働分配率(%)=人件費÷粗利×100」で計算する。高すぎると経営が圧迫するし、低すぎると社員の働く意欲を奪う。
正しく人件費を分配(最適化)するのは、非常に難しく、社長をはじめ経営陣にとって、最も重要なテーマの一つである。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
(一言)
人は石垣。人は城。
よろしければ、ぜひご購読をお申し込み下さい(Presented By )
サイト内検索
〒104−0045
東京都中央区築地2丁目11番9号RBM築地駅前ビル6階(地図)
TEL 03−3516−8941 FAX 03−6740−1328
E−Mail ace@jobtheory.com
URL https://www.jobtheory.com/
会社経営とは 戦う経営ブログ 社長の道!『仕事の徒然草』
前段へ 次段へ
TOP サイト内検索 テーマ別 日付順(No順) 最新号
|