■第361段 掃除を生かす
(テーマ 従業員をうまく仕切る) 平成20年12月22日
●『二宮翁夜話』の有名な一節
私が愛読している月刊誌『到知』の編集人・発行人である藤尾秀昭氏著の『小さな人生論』に『二宮翁夜話』の有名な一節が紹介されている。
「二宮尊徳翁がある村を巡回した時、惰性・無気力で、掃除もしないものがいた。その者に、翁はこう諭した。
こんな不潔きわめることにしておくと、お前の家はいつまでも貧乏神のすみかになるぞ。貧乏からのがれたければ、まず庭の草を取って家の中の掃除をするがよい。また、こんなに不潔では疫病神も宿るに違いない。だからよく心がけて、貧乏神や疫病神がおられないように掃除するのだ。
現実を知りつくした人の言葉である。同時にこの言葉は現実を変革する力も持つ。つねに自然を師とし実行を友として人ならではの言葉である。」
●「朝の掃除で最高益」
「この言葉は現実を変革する力を持つ」ということを考えているときに、見つけたのが、2008年4月24日付け日本経済新聞の「決算トーク」だ。「朝の掃除で最高益」という見出しで、日本サーボの荒川源三取締役は「これほど劇的に良くなるとは」とコメントしていた。
同社では、前期14億円の赤字だった連結最終損益が16億円の黒字と過去最高を更新。直接の要因は購買費削減や生産性向上だが、整理整頓を徹底、朝の仕事は身の周りの掃除で始め、工場は清潔することで、「ムダを省く取り組みが進み経費も在庫も減った」と紹介されていた。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
(一言)
人生は習慣の織物と心得るべし。(安岡正篤)
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