■第367段　立ち位置を決めるのがブランデイング
　（テーマ　優れた商品をつくる）　平成２１年２月２日

●立ち位置を明確にする

　ルイ・ヴィトン、エルメス、シャネルのバッグは、それぞれ個性的だ。われわれの業界でいえば専門性や立ち位置、要するに個性がないと集客できない。

　エース会計事務所は、儲かっていて税金対策で困っているお客さん、経費削減をしっかりしたいお客さんなどに「付加価値の高いサービス」をリーズナブルな価格で提供するというブランディングをしている。ホームページ、チラシなども、それに則って制作している。

　事務所をどこに構えるのか？　東京八重洲と銀座、渋谷、新宿では、イメージがまったく違う。早起きをすること、必ずメールの返事をするのもブランドを形成する大切なひとつの要素であり、ひとつ一つの組み合わせで決定するため、日々努力を重ねて、つくり出している。

●お客さんを「選り好み」する

　立ち位置が決まると、おつき合いしたいお客さんとおつき合いしたくないお客さんとが明確に分かれ、私の行動やビジネスに大きな影響を及ぼす。ブランドを構築するための活動であるブランディングは、自分の「住み家」を決めるようなものだ。

「住み家」がきちんと決まっていなければ、依頼された仕事を受けるだけになってしまう。「選り好み」ができないということであり、景気が良いときにはいいが、景気が悪くなると、価格訴求力でしか仕事を得られなくなる。

（一言）

　個性の無いものは、売れない。

　文責　山田　咲道　公認会計士・税理士
　中央区の税理士　エース会計事務所　会社設立できる公認会計士　東京都

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