■第452段 結局、すべて人に任せるしかない
(テーマ 利は仕入れにあり) 平成24年1月16日
●キーパーソンだけが優秀では意味がない
会社によっては、社長がダメなのに、そのもとにいるキーパーソンができる人材、ということもある。そういう会社は組織として歪んでいる状態なので、会社とつきあうのではなく、担当者と個人的につきあっていく、というイメージになる。優秀なキーパーソンはたいがいその会社を辞め、仕事ごと他社に移動することになるため、そうなるとその会社とのつきあいはなくなる。
たとえば、最近は多くの会社でネットワーク環境が整っているが、社長が年寄りでパソコンやメールを使えない、というケースがある。時代とともに仕事のやり方が変化しているのに、使いこなせていない会社は陳腐化し、他社と比べて当然グレードが落ちることになる。各担当者がいくらがんばっていても、つきあいにくい。
●任せられる信頼関係を構築していく
逆に、人のレベルがそこそこであっても、いい会社であれば、つきあいは続く。フレームワークがしっかりとした「いい会社」であるということが大きなポイントなのだ。ちゃんとした製品が安定供給されると保証されれば人はついてくる。
たとえどんなにたいへんであっても、商品やサービスを通じて、お客さんを納得させられるような信頼関係を作っていかなければならない。いい会社といい人を探して、任し、任される関係を築く。価格をしっかり主張し、人を育てつつ、いいものを長期安定的に出していける会社にならなくてはいけない。
仕入先を評価するということは、人の部分を見極めて、おつきあいを続けていくということだ。もちろん逆も真。こちらの人間性がダメなら、つきあってもらえないこともある。生き残りが厳しい時代、いい会社ほど人間性を重視するから、切磋琢磨して成長していく必要がある。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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