■第463段 結果を出すのはコミュニケーション力
(テーマ 商売の王道を知る) 平成24年7月2日
●「仁義礼智信忠孝悌」を理解する
幹部を次期社長候補に育てるのは、言うまでもなく今の社長である。
社長候補の条件はシンプルで、「きちんとコミュニケーションができる人」。社長の感性は特有なものだが、まずは当たり前のことを当たり前に理解できないと仕方がない。つまり、相手と意志の疎通が図れない人は失格だ。
ちゃんとコミュニケーションができるということは、結果に対するこだわりがあるということを意味する。相手が望んでいることを知るためには当然、コミュニケーションをとらなければならないからだ。結果を出そうと思えば、たとえコミュニケーションしたくなくても、絶対に必要になる。
もっと具体的に言うなら、日本の伝統文化をしっかり体得している必要がある。たとえば、ミスをしたときに表面的に取り繕うのではなく、何がいけなかったのかという原因を根本まで考察してみる姿勢がないとまずい。
もし、「仁義礼智信忠孝悌」がわからない人が社長になったら、会社は間違いなくつぶれるだろう。人を判断する際に、日本人としてのベーシックな素養があるかどうかというコアの部分は話せばすぐにわかる。
●組織を動かせる人には魅力がある
社長候補となるような社運をかける逸材には、洗練された素質が要る。頭の良さももちろん求められるが、それだけでは十分ではなく、感覚的なものも非常に重要となる。しかし残念なことに、頭の良さと性格の良さは相反し、頭がいいと性格が悪く、性格がいいと頭が悪い。両方を兼ね備えるのは難しいのだ。
しかし、性格的に大きな欠点があっても組織を動かせる人には、何らかの魅力がある。完璧な人間はいない以上、清廉潔白ではなくても、清濁併せ呑むような人間的な魅力があることもある。
野田佳彦首相には、小泉純一郎元首相や日産のカルロス・ゴーン社長のようなカリスマ性はないが、身近で庶民的、実直というプラスのイメージがある。
最終的には結果にアグレッシブな人が選ばれ、組織を動かしていく。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
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