■第472段 若いときにこそ、キャリアの基礎を築く
(シリーズ 遠きをはかる) 平成24年11月19日
●外見を飾るか、内面を磨くか
20代くらいで借金してBMWを購入する若者がいる。中古で買っても300万円くらいだとすると、ゆうに留学できる金額だ。どちらを選ぶかは価値観の違いであるが、もともと収入が少ないところに借金して無理やりBMWを買っても、自分の価値に何のプラスももたらさない。ガソリン代と駐車場代が余計にかさむだけだ。
留学しないとしても、専門学校や夜間学校で勉強することもできる。コンピュータのプログラムは英語だから、ベーシックで英語力があるとプラスだ。BMWを買うよりも英語を勉強するほうが、ずっと将来のためになる。それに気づく先見の明があるかないか。
大学時代から25歳くらいの若いときには洋服にもお金をかけるものだ。決して多くない小遣いを、外見を飾る洋服に費やすか、内面を磨く本に使うか、これも価値観の問題である。
●学生時代はバイトするよりは遊ぶほうがいい
お金ではなく、時間をどう使うか。たとえば、バイトをするか、勉強するかという選択肢もある。バイトをするのは目先の欲しいもののために日銭を稼ぐということだが、果たしてそれで自分の未来やキャリアを作れるか。
社会人になると遊べなくなるから、勉強しないならバイトをするよりは遊んだほうがいいというのが私の考えだ。私の場合、学生時代は将棋部に属していた。今にして思うと、将棋によって理屈力を格段に高められたと思う。
余談だが、未来を築くといっても、学生時代に玉の輿を狙うなどというのは論外である。自分のレベルが低ければ出会える相手も同じ低レベルで、自身のソサエティが高まっていかないと、しょせん本物の見極めができない。心豊かなほんとうの金持ちは、初対面ではわからない。
超短期的な欲に目がくらみ、「BMWを買う、洋服を買う、バイトをする」人は、ただの金目当てである。「留学する、本を買う、勉強する」人のほうが将来的に稼げるようになることは間違いない。
40代くらいで給料が20万円台、子供が3人、奥さんが専業主婦となったら、がんじがらめになってしまう。そこに家のローンが加わったら、貧乏そのものだ。稼げないとはそういうことである。飲み会にも行けない。20代30代はそれでよくても、40代50代になったときに、そのきつさが身にしみるだろう。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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