■第496段　流行のツールの特性を見極める
　（テーマ　パソコンで情報活用する）　平成２５年１１月１８日

●フェイスブックやツイッターの可能性

　日記やブログ的な使い方でフェイスブックに時間を割くより、私の場合はホームページを充実させていく戦略をとっている。私の事務所のホームページは営業に特化しており、新しいページを１枚作ると光栄なことに、すぐに検索エンジンの上位になるほどランクが高い。

　つまり、検索エンジンで集客することを狙って、膨大な時間をかけてフェイスブックにコンテンツを提供してフォローするより、自分のホームページに１枚いいページを追加するほうが全体効率が高いということだ。

　そういうわけで、フェイスブックは国内への営業的に考えると私にとっては手間のかかるツールだが、独自の優れた点がもちろんたくさんある。特に海外向けのやり取りに長けているため、世界を相手に仕事をしている場合には利用価値が高いだろう。
言いっぱなしでよさそうなツイッターのほうがフェイスブックより手軽に扱えそうだが、どちらにしてもフォローに夢中になりすぎると、仕事そっちのけでかかりきりになってしまうことになりかねない。

●最新のものがすべていいわけではない

　グーグルの検索エンジン的には、個人のブログはヒット率が低いため、あまり価値を認められない。だが、ブログがきっかけで大ヒットした料理本があるように、人目に触れることで新たなビジネスチャンスが生まれることもある。

　要は、ホームページ、フェイスブック、ツイッター、ブログ等、それぞれのツールの特性を活かせばいいということだ。人間の価値観は多様であり、自分にとって無駄と思える情報を求めている人もいる。

　勘違いしないでもらいたいのだが、パソコンでも携帯でも新しいものなら何にでもすぐに飛びつくように勧めているわけではない。何事も特性を知って選ぶ必要がある。たとえばウインドウズがバージョンアップするたびにパソコンをすべて買い替えるのは愚の骨頂だ。バグだらけなうえ、ソフトウエアもついていかない。既に評価が定まっている最低１世代、できれば２世代くらい前のＯＳ、いまでいうならＶＩＳＴＡではなくＸＰを安定的に使っているほうがトラブルは少ない。

　時代を象徴するような新しいツールは次から次へと誕生する。なんでも最新のものがベストとは限らないことを理解して対応していくべきだ。

　文責　山田　咲道　公認会計士・税理士
　中央区の税理士　エース会計事務所　会社設立できる公認会計士　東京都

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