■第541段 健全な趣味を持つ
(シリーズ 心知体を究める) 平成27年11月2日
●賭け事を断つ
私はいま、身体を鍛えるために野球をやっているが、そのおかげで生活がものすごく豊かになった。なぜ豊かになるかというとまず、友だちが増える。野球は昼に行う激しいスポーツなので、飲み会にも行かず、終わればすぐ帰って寝てしまう。
しかも、朝から晩まで3試合しても千円しかかからない。ゴルフなら1万円ではすまず、2万円かかることもあるだろうし、遠くまで行かないといけない。野球は1試合たった5百円と、ものすごく安い。手軽じゃないと長続きしない。野球には不健全な要素が見事に何もない。
世の中には不健康になる趣味と健康になる趣味がある。
たとえば麻雀は賭け事で、夜も遅くなりがちだし、酒も入る。パチンコも賭け事だから、お金を失ってストレスになる。たまに勝てるとしても、いつも勝てるわけではない。賭け事は本来の楽しさ以外の副作用が大きい。コントロールできなければ次第に生活が荒れ、人生を悪くしていってしまう趣味だ。どうせなら、ランニングなど、できるだけ健康になる趣味を持ったほうがいい。
●枯れた趣味を探す
ゲームは頭を使うので、ある意味、知的バイタリティが上がり、シャープな考え方を鍛えられるとも言えるが、心がおかしな方向に行ってしまいがちだ。他人とゲームで殴りあうのは情操教育上、好ましくないし、ロールプレイングゲームを一人で完結するのも健全とは言いがたい。中毒のようにゲームにのめりこんでしまうと、なかなかやめられなくなる。だから、あまりお勧めできる趣味とは言えない。
趣味は意外にも古い知的なものがいい。洗練されて枯れている。昔ながらの将棋や囲碁は生活を豊かにする。将棋は朝から晩まで一日道場にいても1500円もかからない。ほかにチェスや算盤、百人一首などもいい。百人一首は昔ならただ丸暗記するだけだっただろうが、いまなら時代に想いを馳せ、句の意味を考え、詠まれている地を訪れたりすれば、なお奥が深い趣味となる。
実は若い世代には知力も体力もある。しかし、残念ながら心が整っていない。心をもっていくべき方向がわかっていないので、知力や体力を活かせない。もったいないことである。「心知体」は三位一体というよりは、下のベーシックな層に「心」があって、その上に「知」「体」が位置している。心がベースとなると気づけるかどうかが重要なポイントだ。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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