■第548段 心のありようで未来が変わる
(シリーズ 仕事を楽しむ) 平成28年2月15日
●正しい判断とは
何かアクションを起こして、うまくいかないと誰でも落ち込むものだ。しかし、結果として失敗したとしても、最初から失敗するために判断したわけではない。そのときは自分なりに精一杯の判断をしているはずなのだ。常に最適な判断ができればいいが、人間はそんなに完全ではない。
また、後になっても最適な選択だったかどうか判断がつかないこともたくさんある。あのときほんとうはどうすればよかったのか……、答えがつかないことだらけだ。
判断と結果については自分もこれまでさんざん悩んできた。しかし、よかれと思って選んだ結果について、くよくよ考えても始まらないし、自分を責める必要もないという結論に至った。むしろ逆に、未来に向かって常に正しい判断ができるように心知体を鍛えるほうがいい。
たとえば、高速道路が渋滞しているときに、そのまま走ったほうがよかったか、一般道に降りたほうがよかったか、同条件で比べることは不可能である。目的地に早く着いたほうがいいというのは単一的な価値観で、流れている時間は一定なのだから、一般道でゆっくり行くほうが高速代もかからなくていいという価値観もある。価値観の相違である。
店で料理が出されるまで、会話を楽しむ時間と思うか、イライラしながら待つかは心の持ちようひとつだ。時間について深く思考を巡らせればいいのである。そのことに気づくまで、ずいぶん時間がかかった。
●価値観は無限大
ひとつの事象をどういう側面から捉えるか。将棋で対局をしているときによく感じることだが、価値観というものは無限大である。正しい価値観、その多様性、ものの見方を鍛えていくことによって、ずいぶん仕事がスムーズになった。考える力は非常に偉大なものなのである。だが、そう思っていない人が多い。自分が正しいと思い込んでいる人は、多種多様な新しい価値観があることに気づいていない。
仕事には苦労がつきものだから、楽しくなんてできるはずがないと思う人もいるかもしれない。しかし、仕事の楽しみはたくさんある。仕事自体も楽しいし、仕事を通して自分の社会的地位が上がり、収入も増え、視野も広くなる。大事なのは、仕事を楽しいものに変えるには心の持ち方次第だと悟れるかどうかだ。
時間の捉え方同様、仕事に対する考え方や価値観を変えれば、失敗も失敗ではない。そのコツを多くの人に一刻も早く会得してもらいたい。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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