■第550段 いい仕事をする
(シリーズ 仕事を楽しむ) 平成28年3月21日
●物事を解決していく正しい方向がある
私の地元では、盆踊り大会を役所や警備の都合で7月に開催するようになった。皆が帰省するお盆の時期に盆踊り大会をやるのが大変なのはわかるが、7月にずらすのは本末転倒である。
もともと、盆踊り大会にはほかの問題もあったのかもしれないが、そういう問題をすべて飲み込み、多少の不平不満はあるにしても、全体的にみんなが喜んでくれればいい、という流れで開催するのが本来のあり方である。
乗り越えていかなければならないさまざまなものを面倒に感じると、「盆踊り大会はそもそもお金がかかるから中止にしてしまいましょう」という展開になりかねない。問題点を一気に全部クリアしようとすると、「やらないほうがいい」という結論になる。こうなると、仕事のための仕事をやっているだけで、人の役に立っていない。解決していく方向が間違っているのだ。仕事のための仕事では決していいものが生まれることはない。
●いい仕事が成長を生む
働き始めるときこそ、いい仕事をしたいと思っても、その気持ちを継続させられる人は実は少ない。だが、同じやるなら楽しく仕事をすべきである。やらされている感があると気持ちが後ろ向きになる。面白くやっている人には面白い仕事や人が回ってくる。いい仕事をしたくて常に闘って、がんばっている人に対しては周りが応援する。頑張っていない人に頼まれても人は動かない。
たとえば、工事会社は、工事という作品をお客さまに提供して、社会の役に立っている。その作品の出来が素晴らしければ、お客さまに感謝される。いい作品ができれば、モノづくりに対する満足感を得ることができる。こだわった職人のいい仕事が、自分を成長させていく原動力になる。
工事の現場だけでなく、設計や総務経理などの事務を含めたすべての仕事に同じことが言える。いい作品を作るためには、自分を高めるために自ら率先して勉強することが絶対必要になる。学ぶ心を大切にして、自分なりに最大限努力し、心の入った作品をひとつひとつ仕上げていくべきだ。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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