■第551段 みんなで楽しむ 1
(シリーズ 仕事を楽しむ) 平成28年4月4日
●人は協力しあうもの
個人主義が横行して、ひとりっこがわがままに育てられている時代である。自分というものをしっかり持つことは悪いことではないが、人生のいろいろな楽しみを他人と共有することも大切だ。しかし、人と何かを分かちあいたいと考える人が減少し、みんなで楽しむことをよしとしない人が増えてきている。
つまり、集団的な作業に向かない人が増加しているのだ。人は、一人では生きていくことはできない。仕事も一人ではできない。いい作品を作るために協力しあって努力を続けるのが仕事である。みんなでいい仕事をする文化が根づいていないと、知らないうちにだめになっていく。人間は本来、支えあうものだ。「人は助けあって生きていくものだ」と考え方を変える必要がある。
●「太い」人が出世する
「@人の役に立つ Aいい仕事をする Bみんなで楽しむ」
この3つがきちんとしなければ、ビジネスマンとしてやっていけない。これは本来、学校で教えるべきなのに教えられなかったカルチャーである。昔は大学に入ったら、学生は勉強などしないで、遊んだりサークル活動に励んだりしていた。だから、このカルチャーが自然と身についたが、いまの大学はインテリジェンスだけに特化し、みな一生懸命勉強してしまう。知識だけをいくら熱心につめこんでも使いものにならないし、社会に出てから何の役にもたたない。
大学時代に勉強もせずにサークル活動に打ち込んでいた協調性のある人が、会社に入って上手に楽しみを見出して活躍していく。出世するのは頭のいい人ではなく、「太い」人である。「細い」人では上に行けない。
真に頭のいい人は、個を主張し、集団でも協調する。現代人は個を強調してばかりで集団を踏みつけにするが、個人も集団もどちらも尊重して生かさなければならない。
決して勉強ができるわけではないが、人をまとめあげる力があるという人が社長には多い。友だちが多く、人がついてくるタイプである。自分のことばかり考える人に、人はついていかない。
一人でできる仕事はたかが知れている。ビジネスの専門的な知識を自分で100%取得する必要はない。会計士・税理士・司法書士といった専門家を連れてくればいいだけだ。意外にも、こんな簡単なことができない人が多い。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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