■第552段 みんなで楽しむ 2
(シリーズ 仕事を楽しむ) 平成28年4月18日
●同じ事象をどういう角度で受け止めるか
新入社員として、あるいは部署を異動した際に、歓迎会を開いてもらうとする。
・仕事上のつきあいなので、仕方なく出席している。
・これから一緒に仕事をしていく仲間と楽しく過ごす機会だと思う。
価値観の違いによって、上記ふたつのまったく逆の考えを持つことがありうる。前者の考え方は仕事と人生をつまらなくさせる。後者の考え方は楽しくさせる。
両方とも持ちうる価値観だが、常に後者に気持ちを切り替え、積み重ねていくことが大事である。
不運なことに性格が悪い人が上司になった場合、どうさばくかが重要なテーマになる。なぜなら、上司の性格がどんなに悪くても自分にはどうしようもないからである。性格が悪い人など、世の中には山のようにいる。それを全部嫌っていたら、きりがない。重要なのは、どのように捉えるかだ。
いやな上司の下についたのは、人との距離感を学ぶためだと思えばいい。適度な距離感を持って、みんなで生きていくための試練なのである。
●人が集まらないと、いい仕事はできない
上司がほんとうにダメな人間なら見極めて切っていく必要がある。いまはそれが簡単にできる時代だ。パワーハラスメントで訴えれば、上司は一方的に100%ダメージを食らう。訴えた人がマイナス扱いを受けると制度自体が機能せず、会社自体がおかしくなる。だから、訴えた側はダメージを受けることはない。部下が上司をいじめることも難しくない時代だ。
しかしもちろん、上司と部下との相性の問題もあるので、パワハラなのか指導なのか、訴えられた上司に対する客観評価も必要となる。そうしないと、上司は部下に何もアドバイスができなくなってしまう。
優秀な人材が社員として入社し、いい友だちが周りにいて、質のいいお客さんがつく。いい人が周囲に集まれば盛り上がっていくし、ダメな人ばかりだと盛り下がる。そういう人には消えてもらう必要がある。仕事の世界でも人生でも頭がいいばかりがすべてではない。いつも持ち上げられてないと気が済まない、エリート意識の強い自己中心的な考え方をする人の周りには、人は集まってくれない。
人が集まらなければ、いい仕事はできない。いい仕事ができなければ、仕事は楽しくならない。人の獲得競争である。いい仲間をたくさん作り、仲間のために一肌脱げる人になるべきである。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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