■第560段 いいものを安く提供する
(シリーズ 社会貢献を学する) 平成28年8月15日
●期待以上の答えを返す
社会的に存在意義があるということは、力があるということだ。いっぱい儲けようと思わなくても、自分に付加価値があれば、仕事は勝手にくる。なぜなら、まともな仕事をしている人が少ないからだ。
クライアントの要望にシンプルに期待以上の答えを出せる人はほとんどいない。普通の人が返せる答えなど、せいぜい70〜80点くらいだろう。それを100点で返せれば、当然評価は高くなるし、120点ならなおさらだ。お釣りがくる。
いいものを安く提供できるなら、広告宣伝などいらない。逆に、それができなければ、いくら広告宣伝をしても無意味である。
腕のいい人は仕事を持ってくることができるし、会社の規模を適正な大きさにしていれば、力のある会社にはキャパシティ以上に仕事がくる。だから、インターネットで検索して料金を比較し、「確定申告をできるだけ安く、5000円でやってくれ」などという非常識な依頼をされた瞬間、お断りすることができる。おかしなオーダーでは、腕のいい部分を発揮できず、ロクなことが起きない。
●無理な仕事は受注しない
私の事務所はいま、営業をしなくても許容量を超えるほどの仕事の依頼をいただいているため、新規の案件を受けにくい状況だ。品質を維持しながら提供できる体制のもと、所員には110パーセントくらいの力を発揮してもらっている。
税理士として将来、社会の一翼を担っていく人材を排出することを目指しているため、快適な労働環境を整えるのは当然のことだ。過重労働などさせれば事故を誘発し、税理士試験にも受かりづらくなる。たとえ受かったとしても、食べるのに四苦八苦するような腕の悪い税理士を輩出しても意味がない。
いまは求人難のため、どの業界でも人が採れない。少子高齢化が進んで労働人口が減少したという民主党の失政にアベノミクスは手を打てずにいる。いくら景気がよくなっても、労働人口が減れば人を採用できないし、できたとしてもおかしな人材である可能性が高い
とすると、いま働いている優秀な人たちにがんばってもらうかしかない。すでにキャパを超えている仕事量のため、無理な仕事まで受注する必要がない。
職場環境を整えようと思ったらやるべきことも変わってくるし、つきあう顧客、そのつきあい方も考えなくてはいけない。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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