■第561段 特定の人の満足を重ね続けていく
(シリーズ 社会貢献を学する) 平成28年9月5日
●三流だと自覚する
付加価値を高めるというスタイルを持っていない会社や人が非常に多い。一生懸命営業するより、そもそも自分の腕や性格が悪いことに気づくべきである。
腕がよければ仕事に困らない。我々、税理士・公認会計士がまさにそうだ。腕が悪ければ仕事が来ない。いままでの歴史の積み上げで、顧客も含め、弁護士や公認会計士など、いろいろな人とつきあっているが、全員に満足してもらう必要はない。特定の人に満足を重ねていけば、リピーターになる。結果を出し続けていけば、絶対に食いっぱぐれはない。いかに手を抜いてお金を稼ぐかに注力している人ばかりで、結果を出し続けられる人が少ないからだ。
きちんとしたサービスを、プライドを持ってやっている人は、ほとんどいない。一人親方の我々士業の世界もひどいありさまだ。
能力や知識など、総合的なものは、どの世界でも通じる。この人は一流だと思う人と三流だと思う人ははっきり別れる。基本的に本人が一流だと思っていれば三流で、本人が三流だと思っている人が一流である。なぜなら、三流だと思っているということは、どんどん成長していくということだ。逆に、一流だと思っている人は後退していくばかりである。一流か三流かは現在時点ではなく、ベクトル、方向性なのだ。
●いかに謙虚でいるか
世界で尊敬されるスポーツマンの日本人の1位はサッカーの本田圭佑選手だという。本田選手はサッカースクール「SOLTILO FAMILIA」を2012年に開校し、次世代を担うサッカー選手の育成やサッカーを楽しむ環境の支援に力を入れていることで知られている。世の中の評価とは、そういうことである。いくら金を稼いでもだめなのだ。
社会に貢献する、たとえば、子どもたちにサッカーを教えることには時間とお金がかかる。歌手の杉良太郎氏も、たくさんの社会貢献活動をしている。やっかみを言う人もいるが、現実問題として、やっている人が偉い。
最後まで残る人は謙虚な人だ。そうでなければ消えていく。いま話題のラグビーの五郎丸歩選手も、どれだけ謙虚でいられるか。プロ野球選手にも現役寿命があるわけで、一生を通じて自分に何ができるかが求められている。マスコミの評価や扱いは関係ない。
目の前に起きている、自分の仕事を中心にした世界が本来本則である。それにどういうスタイルで取り組めるかということが大切だ。金を稼ぐことだけにあくせくする、寂しい人が多いとつくづく思う。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
よろしければ、ぜひご購読をお申し込み下さい(Presented By )
サイト内検索
〒104−0045
東京都中央区築地2丁目11番9号RBM築地駅前ビル6階(地図)
TEL 03−3516−8941 FAX 03−6740−1328
E−Mail ace@jobtheory.com
URL https://www.jobtheory.com/
会社経営とは 戦う経営ブログ 社長の道!『仕事の徒然草』
前段へ 次段へ
TOP サイト内検索 テーマ別 日付順(No順) 最新号
|