■第578段 資格を取るべし
(テーマ 己を鍛える) 平成29年5月15日
●早出をして勉強する
いい給料を稼いで出世しようと思えば、あるいは将来いっぱしの親方になりたいと望むなら、スキルを身につけるしかない、スキルは会社が身につけさせてくれるものではなく、自分でつけるものである。そのためには勉強すること、仕事をすることだ。
早寝早起きして定時より1時間早く会社に行き、仕事のセットアップと勉強をする。それをやれた人が上へ行く。残業には規制があるが、早出に文句を言う人はいない。仕事は午前中の方がはかどる。夜の残業にはズルズルと制限がないが、早出の場合は定時が9時なら6時から仕事しても3時間と限界がある。
自分はトーマツに勤務している間、夜は必ず専門学校に行っていた。最初は公認会計士試験に合格したら必須の実務補習所に週に数回通い、その後は富士通電算機専門学校で半年間毎日コンピュータの勉強をして、さらに法人・所得・相続税を学び、社会保険労務士の勉強をして、と、ずっと夜学に通っていた。
人から教えてもらって形式的に勉強すれば知識が身につくものなど、ただ勉強すればいいだけだから楽なものだ。自分で考えることこそが一番大変である。
●若いうちにがむしゃらに資格を取っておく
新入社員は、勉強するなら資格中心がいい。どんな職種でも仕事に関連した資格が必ずある。日商簿記、調理師、防火管理者、秘書検定、危険物取扱者、ボイラー技師、施工管理技士など、細かい資格を取る。自分のスキルもアップするし、資格手当で最低でも1000円は給料が上がるだろう。転職にも有利だ。不動産会社で契約の際に必ず必要となる宅地建物取引士(宅建)などは手当が給料にプラスされやすい。建設業の場合は、資格を持っていると会社全体の点数が上がるため、会社に貢献できる。
いい資格は若いときでないと取れない。年をとれば暗記力が衰えてしまうからだ。しかし、若いうちはそのことに気がつかない。調理師、税理士、建築士のように、資格を持っていないとできない仕事もたくさんあり、実務経験が必要な資格もある。資格取得の勉強を始めれば、時間を有効に使おうと集中力が高まる。資格がキャリアアップに必要な時代になってきている。資格があるかないか、評価がシンプルで分かりやすいため会社も喜ぶ。
資格は仕事に関係しないと面白くないが、運転免許証や実用英語技能検定(英検)など、本当にベーシックなものも地道に取っておけば将来役に立つ。面倒だからと運転免許を取らない若者が増えたが、1回取ってメンテナンスさえしておけば、ずっと維持できるのだから、何も考えずにがむしゃらに、若いうちに取れる資格を取っておくといい。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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