■第637段 優先すべき仕事を考える
(シリーズ 仕事の順番) 令和元年11月18日
●たかが予約、されど予約
私の事務所では、新人が入ったときに決まっていく正統派フランス料理店がある。必ず連れて行くという約束事だが、多忙を極めて、果たせていなかった人もいたため、新人二人も含めて、事務所のみんなで一緒に行くことになった。
そこで発生したのが「ランチミーティングの予約」の失敗だ。このトラブルを起こしたのは半年前に入社した新人である。
私の予定が空いている日は1か月か2か月先になるため、12月に日程を決めて店に電話をしてもらった。残念ながら予約希望日は店が貸し切りということで、みんなのスケジュールを再調整し、1月末の日程をフィックスして年を越した。
新年が明け、仕事始めから1週間ほどしてから、新人が店に日程の打診をしたところ、1月末の候補日も店の事情で予約できないことがわかった。そうなると、次の候補日は少なくともまたひと月先になる。
●電話を先延ばしにする弊害
問題は、なぜ1月10日に店に連絡をしたのかということだ。昨年末には候補日が決まっていたのに、去年のうちに予約しなかったのは不思議としかいいようがない。「年末は立て込んでいたし、まだ先の話だから年明けにやればいいと思っていた」というのが理由だというが、かといって年明け一番にやったわけではない。2週間後の予約がとれるかを店に問い合わせ、「だめだと言われました。すみません」では仕事になっていない。
そもそも、その予約の電話に何分かかるというのか。5分もかからないはずだろう。では、その5分の時間も工面できないのか。「たかだかランチミーティングの予約だから、たいしたことがない」と本人は思っているのかもしれない。しかし、当人と私だけではなく、残りの全員に迷惑がかかる。私の予定が立て込んでいるため、次の候補日はさらにひと月先になる。元の候補日には他の予定を入れられたはずなのに、宙に浮いてしまう。
仕事の順番がめちゃくちゃでは困ると諭したが、実は、多くの人が似たような調子だ。仕事の優先順位もつけられないということを、まず自覚すべきだろう。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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