■第639段 連絡は常に最優先
(シリーズ 仕事の順番) 令和2年1月6日
●人間は忘れてしまうもの
仕事の優先順位を考える際に、コミュニケーションに関することで気をつけなくてはならないのが、忘れてしまうことだ。例えば、一週間後の飲み会の誘いのメールをもらったとする。参加できるか聞かれても、調整しない限り、すぐには答えられない。調整しようと考えているうちに、メールが来たこと自体を忘れてしまう。返信を書きかけ状態で下書きフォルダに入れて保存するなど、未処理だとわかる工夫をする必要がある。
「年末はバタバタして店の予約をしなかった。今日電話したけど、だめでした」と、1月10日に言うのは、年明けすぐにやるべきだったのに忘れてしまい、その日に思い出したということだ。「予約は明日でいい」と翌日に電話をしたら、店が定休日ということもある。前日に電話すれば全員の予定をその日にフィックスできたかもしれないのに、だ。
誰かに連絡すべき事項は常に最優先に考えなくてはならない。人間である限り、忘れないことは不可能だ。忘れないようにするよりも、思い出す努力をした方がいい。
●朝一番で考える
大事なのは、朝一番で考え、アクションを起こすことである。そうしないと、コミュニケーション漏れによって、恐ろしいほどの不効率が生じてしまう。朝一番に電話して相手が不在なら、戻りの時間を確認できる。午後には連絡がとれ、必要なコミュニケーションを当日中にコンプリートできる。電話が通じなかったなら、メールを送っておくことも可能だ。コミュニケーションに関る労働時間は短い。メール1通に1時間もかかることはありえない。せいぜい10分ぐらいだろう。
しかし、夕方に連絡し、「今日は戻りません」と言われたら、その日は連絡がつかない。月曜日ならまだしも、金曜日の朝と夕方では大きな差が出る。月曜日が祝日なら、3日もロスしてしまう。金曜日中に連絡しておけば月曜日に物が届くかもしれないが、月曜日の連絡では間に合わないケースもあるだろう。コミュニケーション系の仕事は朝一番にすませると肝に銘じるべきだ。通勤時間内に考え、会社に着いたら整理整頓をして掃除してお茶を飲み、想定した順番をこなす。その順番がきちんとできない人は仕事ができない。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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