■第640段 コミュニケーションを仕切る
(シリーズ 仕事の順番) 令和2年1月20日
●先の予定を組み立てる
一週間後や一か月後の予定を尋ねられ、「わからない」と答える人はけっこう多いが、私の長い経験でいうと、かなり仕事ができない人だと思う。
普通に年齢を重ね、職責のある人であれば、最低1か月先くらいまで予定が入っているだろう。私の予定も3か月ぐらい先まで埋まっている。プライベートも含め、半年単位で考えていかないと回らない。忙しい人はみな、そういうレベルだ。同様の感性にならないと、いい人と付き合うのが不可能になる。一か月後の予定が決まっていなくて「わからない」のは、コミュニケーションがきちんととれない人、予定を組み立てられない人だ。
「いますぐはできないが、このタイミングになったら初めて連絡する」という類の仕事は多々ある。どのタイミングで連絡するかを自分で覚えていて、意識して実行しないと、絶対にこなせない。タイミングがずれると、当然のことながら、成果が上がらない。
1週間後の約束でお客さんに資料を依頼し、1週間経っても来なかったのに、2週間後に連絡して「資料がすぐ欲しい」と言うスタッフがいる。本来なら1週間後に督促をすべきである。そうしなかった理由は、「忘れていたから」だそうだ。
●コミュニケーションを重ねていく
この場合、お客さんが悪いのか、督促をしなかったスタッフが悪いのかというと、明らかに後者に非がある。無から有を作る仕事というのは、意識しないと絶対にできないものなのだ。自分の仕事の進捗に応じて、どのタイミングで督促するかを決めて実行する必要があった。もっといってしまえば、約束通りに来ない場合には、「ここまでにいただけないなら、期限内に申告書はできないので、了解してください」と宣告する必要もある。
仕事はすべてそういうものだろう。「最終的な納期に間に合わせなくてはいけないから、締め切りを守れないなら全責任をとってほしい」と、きっちり告げる必要があるわけだ。こちら側の仕切りで、コミュニケーションをどんどん重ねていかなければいけない。自然発生的にぼんやりと仕事をしていたら完結しない。成果を考え、先手先手で必要なコミュニケーションをとっていかなくてはいけないのだ。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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