■第673段 リモートワーク(在宅勤務)は効率が悪い
(シリーズ コロナ禍のテレワーク) 令和3年6月7日
●仕事の集積度が落ちていく
リモートワーク(在宅勤務)は実はうまくいってない。
交通費や宿泊費などのコスト削減はもちろんのこと、出勤時間を削減できるといったメリットが得られると一般的には考えられているが、リモートワーク自体、非常に仕事の効率が悪いのだ。
リモートワークでコンプリートしている、完全にうまくいっているという会社は、基本的にはIT系以外はないはずだ。
なぜかというと、日本という国は人件費が高い。だから、仕事の付加価値をどんどん上げていって仕事をしないと成り立たない。しかしリモートワークをすればするほど細かいコミュニケーションができなくなり、仕事の集積度が落ちていく。
●付加価値がなければ意味がない
社員間のコミュニケーションをとるためならZoomを活用すればいいという指摘もあるかもしれないが、それはありえない。仕事は打ち合わせだけではない。事務仕事もある。ファックスやコピーのために、プリンターも必要だ。
リモートワークでは、自宅にプリンターがないケースが多いだろう。私の会計事務所の所員たちも自宅にプリンターなど持っていない。そうすると、すべてパソコンの画面を見て作業することになるが、それはすこぶる効率が悪い。
事務所に集まって、あれこれ指示をする間に生まれるものがある。それが私のいう、いわゆる集積度だ。リモートワークをすると、その日常の集積が異様に落ちていく。いわれた仕事をこなすだけになり、プラスアルファがなくなっていってしまう。
とりあえず、国の理屈で、どこでも働けばいいでしょという風潮だが、付加価値がなくなってしまうと働いてもムダだ。絶対に稼げない。本質的に付加価値のある人はどんな時代でも仕事をいくらでもとれるが、サラリーマンで付加価値のある人などほとんどいない。労働基準法に守られ、そこにいさえすればお給料をもらえるからと、いわれたことをただこなす、ぶら下がりの人が圧倒的に多い。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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