■第681段 失敗から学ぶ
(シリーズ 登山に学ぶ) 令和3年10月4日
●弱点を柔軟に克服する
登山では怪我に気をつけなければならない。高尾山は道が整備されているので安全だが、私は普通の山だとどこに行っても1回か2回は転んでしまうのが常だ。
もちろん、よくないことだとわかっているので、転倒しないように歩こうと一生懸命努力した結果、どんなに注意しても下りでは絶対に転ぶという結論が導き出された。
ストックは転倒防止にいいツールだが、岩場などでは使えない場所もあるので、頼りきってしまうわけにはいかない。転ばないことは無理だと諦めがついたので、転倒してもいいように準備運動をしようと頭を切り替えた。転ぶことを前提に物事を組み立てると、効果的な対策はヘルメットと手袋をすることである。
上手に転ぶコツは、あまりがんばらないことだ。力を入れすぎると骨折することもある。ザックのおかげで頭を打たないため、後ろに転ぶのは意外と怪我が少ない。危ないのは下りで前に転ぶケースだ。雨が降って草が濡れていたりすると、滑って最悪である。
●正しく予防する
転んで捻挫したぐらいなら無理やり歩けなくもない。ただ、足がつけないから、ストックを持っていないと難しい。いざというときのためにもストックは必要だ。
「怪我人は担げばいい」と思う人もいるかもしれないが、10キロ背負っている上に最低50キロの人間が乗ったら絶対に歩けない。骨折したら、ヘリコプターを呼ぶしかない。
慎重になるせいか、岩場で転落するような事故は少ない。この間、剱岳に行ったが、鎖が張ってあるから逆に安全だと感じた。精神的な怖さはあっても、鎖を持っていると落ちようがない。滑落は、崖の横をよそ見しながら歩いているようなケースに多いのだろう。
山で気をつけるべきリスクは無数に存在する。黒いものを狙うスズメバチ対策として帽子は必須だ。頭を刺されたら厄介である。ヒルが多い丹沢では長袖を着るべきだろう。
経験を積み、ある程度失敗しないとリスク管理はスキルアップしない。ずっと順調に成功している人よりも、実際に失敗して懲りるというステップを経験した方が強い。趣味の世界でも仕事でも、失敗から生まれるものがある。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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