■第715段 株主優待のメリットとは
(シリーズ バリュー株投資のススメ) 令和5年3月6日
●配当利回りアップ
株主優待の一番のメリットは配当利回りがアップするということだ。バリュー株投資の配当利回り4%にプラスして株主優待がある銘柄は、優待内容により実質的にさらに利回りがアップする。
分散投資、長期投資も株主優待のメリットだ。
また、カタログ系の特典は生活を豊かにしてくれる。
めぶきフィナンシャルグループ(7167)は株価が上がりすぎたせいで配当利回りが4%を切ってしまったが、100株でも3万円以下と1株当たりの投資金額が少ない。株主優待の権利取得は1000株からで、継続保有1年以上の条件があるものの、2,500円相当の特産品をカタログから選べる。NISAの余り枠を有効活用できるのが魅力だ。
●日々の経費削減
デパート系の株主優待の魅力は株主優待カードによる割引だ。配当利回りは4%どころか2%以下だが、高島屋(8233)、大丸・松坂屋のJ.フロント
リテイリング(3086)、三越伊勢丹ホールディングス(3099)、松屋(8237)などは買い物が10%割引になるため、日々の生活で経費が削減され、キャッシュが残る。
私は高島屋の株を以前950円で購入し、843円に下がった際にクロス取引で買い戻した。ただ損切りしてもよかったが、銘柄的に魅力があったからだ。いまは1700円を超え、大きな含み益になった。配当は2,400円しかないもののパフォーマンスがいい。
地方企業を訪問する際には虎屋の羊羹を手土産にすることが多い。虎屋の本店は高島屋の隣にあるが、高島屋で買えば定価の10%引きになる。毎年のお中元やお歳暮は高島屋と大丸から贈っている。10万円使えば1万円、1万円の買い物でも1000円が浮く。明治屋で買うよりも、デパート内の明治屋で10%割引で買った方がいいのは間違いないだろう。東京・大阪・名古屋など、大都市圏の人には使い勝手がいいはずだ。
イオン(8267)の株主優待は100株で買い物が3%引きになるので、イオンやマイバスケットで日常的に買い物をしている人は生活費が安くなり、嬉しいだろう。
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※投資にはリスクが伴います。ご自身の判断で行ってください。
※株の情報は令和4年11月11日現在のものです。
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文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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