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■第740段 Wi-Fi環境の構築が必須の時代
（シリーズ 福利厚生費を学する） 令和６年３月１８日
●社員全員の通信費を節約
社長に情報リテラシーがないせいか、職場にWi-Fi（ワイファイ）を導入していない会社が多い。Wi-Fiとは、端末同士が無線（ワイヤレス）でLAN（Local
Area Network）にインターネット接続する技術のひとつで、LANケーブルを使うことなくインターネット回線に接続できるため、非常に利便性に富んでいる。
インターネットに接続するときにWi-Fiを利用すれば、データ通信量が抑えられ、速度制限を気にする必要がない。携帯は自動でアプリ更新を始めることもあり、勝手に通信容量を消費してしまうこともあるが、Wi-Fiなら消費はゼロ円だ。
Wi-Fi環境を用意すると、従業員の通信料金を節約できる。従業員１００人の通信料を１０００円節約できたら、会社全体で１０万円の資金の流出を防ぐことになる。しかも、１回きりではなく、毎月１０万円だから、その節約効果は大きい。
●導入メリットと注意点
Wi-Fiは導入費用も安く、手軽だ。１万円くらいのWi-Fiルーターを購入して接続するだけでいい。機械代１万円で無線LAN環境が整えられる。従業員全員分の通信代が下がることを考えれば、経費１万円など１か月もかからずに元がとれる。各自の給料を１０００円上げて社会保険を引かれるより、経費１０００円分を削る方がパフォーマンスがいい。
スマホやタブレットなどのモバイルデバイスを使うズームの時代には、Wi-Fiが絶対に必要だ。YouTubeなどの動画視聴の機会も多い。
また、スマホの標準通信規格である４ＧよりWi-Fiのほうが通信速度が安定し、データ通信量が多くてもスムーズに通信ができる。
Wi-Fi環境構築時には、Wi-Fiルーターのパスワードの解読によるサーバーへのアクセスなど、データ改ざんや情報漏洩のリスクが生まれないようにセキュリティ対策には気をつけなければならない。
自宅のWi-Fiがすでに生活必需品となっているように、すべての会社はセキュリティ対策を行ったうえ、福利厚生としてWi-Fi環境を整えるべきというのが私の考えだ。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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