■第754段 ふるさと納税の返礼品の常識
(テーマ ふるさと納税活用術) 令和6年10月21日
●イメージは高級牛肉?
ふるさと納税というと、高級牛肉や海産物などが返礼品のイメージとして定着しているが、本来は品質の安定している生活用品を返礼品に選ぶのがいい。ふるさと納税は地方公共団体に寄附した額の3割相当の返礼品が戻ってくる仕組みで、10万円をふるさと納税すると最大3万円相当分の牛肉などがもらえる。
しかし、生鮮食品を通信販売で買うのはそもそも望ましいことだろうか。しかも、頼む相手は目利きの業者ではなく役人だ。実際にものを見て買うわけではないし、業者が正しく商品を送ってくれるかどうかも怪しい。自分で選んだ方がいいのは間違いないだろう。
通信販売で買うべきなのは日常的に使う外れのないものだ。広告に踊らされ、ただなら何でもラッキーとばかりに、高級牛肉や海産物をもらう発想は破綻している。
●返礼品の好例
水、お酒、お米など、品質の安定した生活用品は実質的に現金化可能だ。高級牛肉や海産物、生鮮食料品は通信販売ではなく、専門店やデパート、スーパーで実際に自分の目で見て購入する方がいい。私は水や酒などは、すべてふるさと納税でもらっている。各自各様の生活スタイルや好みに合わせ、実質的なものを選ぶべきである。高級牛肉を通信販売で買って重たい水や酒、米をスーパーで買うのがいいのか、生活用品は通販で送ってもらい、高級食材をデパートで買った方がいいか、答えは明らかだ。
エース会計事務所で重宝しているのは、小豆島産エキストラバージンオリーブオイルだ。1本5千円くらいの品で、夏頃に寄附すると、年明けに作りたてが出荷される。ふるさと納税額の3割で地方の特産品を売るという地域支援のスキームがふるさと納税の意義だ。Amazonや楽天などの通信販売系では入手できない、ふるさと納税ならではの地方特産品もゲットできる。
例えば私は、ほうとうに似た山梨県富士川町の「みみ」という特産品が好きで、1〜2年に1回ほど道の駅にファックスして代引きで取り寄せていたが、いまはふるさと納税で気軽に入手できて、楽でいい。世界に誇る産品やマニアグッズなど、日本の魅力的な特産品を検索して発掘し、支援するのはおもしろい。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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