■第759段 ふるさと納税の失敗例
(シリーズ ふるさと納税活用術) 令和7年1月6日
●返礼品は1回だけ?
私自身、ふるさと納税では何回か失敗している。
1つ目は、何回寄附しても返礼品は1回と条例で決まっている場合があることだ。これを見落とすと、恐ろしいことになる。例えば、私は夏によく登山に出かけるし、料理もするため、水をたくさん使う。水を頼んで、1回目は届くが、2回目を送ってこないことがたまにある。寄附した回数分返礼品を受け取れるとは限らない。複数回寄附をしても返礼品の送付が1回の場合があるのだ。
返礼品を気に入って定期的に寄附されれば嬉しいはずなのに、寄附の回数に関係なく返礼品は1年に1回のみと決めている自治体がある。限定希少品ならわからなくもないが、水のような生活用品はどこでも頼める。誰が何回買っても同じはずだが、1回限りと制限を設けるのが役所の不思議なところだ。
ふるさとチョイスのサイトなどで申し込みをする際、「何回でも可」と記載されているかどうか、各自治体によって異なる条件をしっかり確認しないといけない。
●返礼品が来ない!
2つ目は返礼品が送られて来ないことだ。寄附を申し込まれた自治体が業者への発注を忘れるパターンと、業者側が忘れるパターンがあり、年に1、2回発生する。督促すれば謝罪の言葉とともに届くが、しばらくは放置状態だ。
3つ目の失敗として、返礼品が期待していたレベルではないことがある。役所が選ぶ通信販売なので、常にリスクがある。高級牛肉と謳われていても、写真とは見た目や量が違う。役所は業者にお任せで発注するわけで、業者も適当に送ってくるとしか思えない。
この3つがふるさと納税に多い失敗パターンで、日常的に発生してしまう。相手が民間ではなく、お役所仕事のせいか、頼んだ商品と違うものが届くこともある。「受付や運営は役所で、役所が業者に発注する」フローなので、間違いが多発しやすく、厄介だ。まずはお試しで1回とってみて、品質が確かで回数制限がなければ、繰り返し頼むといい。ふるさと納税ではくれぐれも、高級な生鮮食料品を頼んではいけない。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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