■第101段 当たり前のことを当たり前にやる
(テーマ 商売の王道を知る) 平成15年12月29日
●社会常識がしっかりできるか?
商売で当たり前のこととは3つある。報告をすること、結果を出すこと、締め切りを守ることだ。「これをやってください」といわれたときに、「はい」というか、できなければ「できません。ごめんなさい」という。これができない人が多い。
当たり前のことを当たり前にやるのが商売の根本で、一番大変なことだ。誰でもできたら、どの会社でも儲けられる。単純な例を出すと、友だちの結婚式に呼ばれても、忙しいから出ないという人。一生に一回しか呼ばれないのに、出なかったら論外だ。
結婚式の招待状は、急に送られてこないから、あらかじめスケジュールに入れられる。こうしたスケジュールが調整できない人は、挨拶をしたり、約束を守ったりすることに重きをおいていない。そんな人は、営業ができないし、部下の指導ができないから、商売も儲けられない。
社会常識を考えれば、挨拶をする、約束を守る、パーティなどに誘われたら参加するのほかに、友だちや上司、家族、年寄りを大切にする。身なりをきちんとする、敬語を使う。子どもをかわいがる、暴力は振るわない、女性を大切にする……。世の中の常識は、いっぱいある。しかし、あるべき常識がズレている人は少なくない。そういう人は、商売で当たり前の3つのことができない。
●「すみません」ではなく、「ありがとう」
挨拶ひとつをとっても、日本人は「ありがとう」ではなく、「すみません」「ごめんなさい」という。「すいません」を多用しているわけだ。たとえば、「ハンカチが落ちましたよ」といったら、たいていの人が「あっ、すいません」になる。
「すいません」と「ありがとう」では、相手に与える印象が違うということを自覚していないから、みんなが使う「すみません」が出てしまう。挨拶ひとつをとっても、考えている人と考えない人では異なることがわかるはずだ。ひとつ1つのことを突き詰めて考えられる人とボーッと過ごしている人では、大きな差が出る。結局、物事をきちんと考えられる人が、儲けられる。
開業通知や引越通知が届いたときには、どうするか? 引越通知が届くということは、「事務所が大きくなって、これからも一生懸命やっていくから、これからもよろしく」という意味がある。それを感じたら、「引っ越し、おめでとう。よくやっているな、がんばれよ」と伝える必要がある。
たとえ花を贈らなくても、その本人に会ったときやメールで一言言うだけでも、相手の印象が違う。何か知らせが届いたら、お祝いの言葉や贈り物をするのは常識なのに、できない人のほうが多い。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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