■第102段 お礼をきちんとする
(テーマ 商売の王道を知る) 平成16年1月5日
●お礼がいえない人には減点がつく
人間関係を円滑にするためには、お礼は欠かせないが、なかなかこれがいえない。日常的には「すみません」「どうも」で済ませる人が多く、物を贈られても、何もいわない。一番多いのが、お中元、お歳暮。届いたときには、すぐにお礼状を書く。あるいは電話するのもいい。そして、会ったときには「ありがとうございます」というのは常識である。
だれでも贈り物が届けられれば、「うれしい」「ありがとう」という感情が湧く。その気持ちを言葉で表さないと、相手には伝わらないのに、電話もかけない人が大半だ。ここで重要なことは、お礼というのは当たり前の行為だから、しないとマイナス点がつくことだ。
贈り物をするということは、時間とお金をかけている。相手に喜ばれるような贈り物ができるのが理想的だから、贈る側は相手の趣味や好み、年齢、性格、家族構成などを手がかりにしながら、何を贈れば喜んでもらえるかを考えて選んでいるはずだ。店に行くのも、貴重な時間をかけている。
たとえ本人が店に足を運ばなくて、妻にリストを渡したとしても、それを指示したり、品物を選んだりという気持ちが入っていることに変わりはない。
●お礼をしないと感謝が伝わらない
接待ならば、一緒に空間・時間を楽しむことができ、どう感じているかがわかるから、その場で「ごちそうさまでした」といえばよい。しかし、贈り物では、相手が気に入らなくて、捨てているかもしれない。実際のところはわからないからこそ、もらった物より、もらった気持ちを大切にしなければならない。
お礼をすることで、はじめて「感謝された」と相手は思える。お礼は、感情や精神レベルでつながるためには不可欠なものだといえる。
お礼状を書いたり、電話をしたりするときに、「こんなにいい物をいただいて、ありがとうございます。これからも一生懸命にがんばります」という。お中元やお歳暮、開業祝いなど、モノが届いたときに、お礼というのは、その時しかできないから、差別化、そして心に響く営業にもなるのである。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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